久しぶりの脂汗

大分新生活にも慣れてきて、このゆったりした時間の中で、
有意義に過ごすコツを覚えた気がする。
朝はたいてい洗濯、掃除。
余った時間で、やらなければいけないはがき作成とか、勉強とか。
それから昼ご飯を食べて、教習所へ向かう。

そんな感じ。

その、時間がゆったり流れていることに自分の居場所を見つけてから。
本をたくさん読む姿勢もできた。良かった。
今日も本を読むのだが。

帰ってから、腹痛がひどくなった。
ものすごく痛い。

そのままベッドにもぐりこんで、収まるのを待つことになった。
本を読みながら、待つこと一時間。
時間が経とうが、痛いことに変わりない。収まらない。

ちょうど相方から電話が来て、思わずそのことを告げる。
告げたところで仕方が無い。
明日のことやら、いろんな話をするのだが、痛みが先立ってほとんど話が入ってこず。

とうとう尾てい骨やら太腿骨辺りまで、ガタガタし始めた。
この「ガタガタ」。
実際にそんな音を立てて動いているわけではないと思うが、
でも、外へ外へ。体の骨が広がろうとしてる具合である。
そんな痛み。

さすがに相方も困ってしまい、
「もう寝たほうが良いよ」
とのことで、一眠り。

仮眠のつもりが、たくさん寝てしまった。

起きてみると、腹痛がひと段落していたので、そのまま台所へと立ち上がる。
そのとき、寝ていたパジャマはぐっしょり。
首の筋にはぬぐえるほど汗がたまっている。

こんな脂汗、生まれてこの方久しぶりに流した。
なかなか流れないものである。
寝ている間に、私の体はずいぶん痛みと闘ったのだなと。

ちょっとほめてやろうと思う。
意識しないところで体ががんばっているのがすごい。